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フィルカル Vol. 8, No. 2

¥2,530 税込

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【2023年8月発行予定!ご予約受付中です。】

分析哲学と文化をつなぐ哲学雑誌「フィルカル」の最新号(Vol. 8, No. 2)。

巻頭特集は「ELSIの流れのほとりにて(第2回)」。新技術にともなう「倫理・法・社会」を考える枠組み、ELSI。社会に潜在する捉えがたい多様性を現代アート分析をつうじて語りだす論考と、人文知を用いたELSI/RRIの実践を第一人者が語るインタビューの二本から。

特集2は好評「作者の意図、再訪(第2回)」。「芸術作品の意味は作者の意図次第で決まるのか?」という難問に、若手美学者が挑む。

小特集は「A. スリニヴァサン『セックスする権利』を読む」。話題のフェミニズム哲学書をめぐり、セックスする(される)権利、ポルノ、(性的)同意など、身近でリアルな諸問題に専門家が切り込む。

シリーズ「哲学とセーファースペース」では、哲学にかかわる女性のための自助グループ「WOMEN:WOVEN」が中心となって、哲学コミュニティに残る諸問題を、当事者の目線でリアルに伝えます。

そのほか、Vtuberの存在性格をめぐる本格的な哲学論文や、アンスコムの未邦訳論文の翻訳など。専門家がつくる哲学誌フィルカルは、今号も哲学と文化の《今》を伝えます。


目次

特集1 ELSIの流れのほとりにて
はじめに 佐藤 暁
距離と異なる像 井出和希・菊池 遼
標葉隆馬氏インタビュー 佐藤 暁・長門裕介・朱 喜哲・標葉隆馬

特集2 作者の意図、再訪
作者の意図と芸術解釈の目的 原 虎太郎
ハーシュにおける意図の概念 河合大介

小特集 アミア・スリニヴァサン『セックスする権利』を読む
企画趣旨 木下頌子
フェミニストとして哲学すること ―アミア・スリニヴァサンによるフェミニスト哲学の実践について 中根杏樹
セックスされる能力 ひらりさ
(ポルノ化した)社会の中のポルノの哲学 ―スリニヴァサン「ポルノについて学生と話すこと」を読む 八重樫 徹
「欲望を共に問題にする」 ―スリニヴァサン『セックスする権利』を受けて同意を捉え直す 佐々木梨花

シリーズ 哲学とセーファースペース
序文 神戸和佳子
WOMEN:WOVENの歩み ― safer spaceの形成をめざして 津田栞里
「女性」で「多様」な哲学者たちの往復書簡 稲原美苗・坂本美理・竹内彩也花・槇野沙央理

対談 「日常の哲学」をめぐる対談 谷川嘉浩 × 長門裕介

翻訳 姿勢の感覚について G・E・M・アンスコム、吉田 廉 訳
解説 G・E・M・アンスコム「姿勢の感覚について」訳者解説 吉田 廉

論文 VTuberはいかなる意味で二次元/三次元的な存在者なのか? 山野弘樹

シリーズ ポピュラー哲学の現在
対談「哲学と自己啓発の対話Ⅱ」第三回 企画:稲岡大志/文責:玉田龍太朗

報告 アクティブ・ラーニングへの哲学対話の応用実践― 教育実践報告 高等学校国語科『論理国語』玉田龍太朗

レビュー 井頭昌彦(編著)『質的研究アプローチの再検討― 人文・社会科学からEBPsまで』 下山千遥
レビュー 上枝美典『神さまと神はどう違うのか?』(ちくまプリマー新書、2023 年) 筒井一穂

紹介 自著解説『フッサール ― 志向性の哲学』 富山 豊
紹介 訳者による紹介 ドミニク・ロペス、ベンス・ナナイ、ニック・リグル『なぜ美を気にかけるのか― 感性的生活からの哲学入門』 森 功次

コラム これが高校生の本音 ?! 野球部が見せる雨天時の哲学 和辻 龍


ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4-943995-36-4

A5 サイズ
380 ページ

【出版社】
株式会社ミュー

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ご購入前にphilcul[at]myukk.org(「at」を「@」に変えてください)までご連絡ください。

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